Kec15

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触地印仏陀坐像 三体
ラオス 18世紀~19世紀
材質:銀・粘土 高:①10.4㎝
、②10.2㎝、③8.8cm
価格¥10,000円(税・送料込み)


粘土に銀薄板又は金薄板で覆う仏陀像はタイ、アユタヤ王朝後期
で盛んに制作され、このタイプの粘土に金・銀の薄板を被せた仏陀
像は、ひとくくりにアユタヤとされることの多いものですが、アユタヤ
の影響を受けたカンボジアやラオスでも数多く造像されました。


タイのアユタヤでは多くが仏陀部分は金板で台座を銀板で制作され
また、全体の形状は正三角形に近く確りとした段差のある台座をも
ちいます。

ラオスのこの時期の仏陀像はタイの地方版的、いわゆるややローカ
ルな雰囲気の美術で、ラオスのこのタイプの仏陀像は台座も特徴の
あるやや楕円の全体のシルエットも細長い形状で、台座の文様も線
刻のみの簡略化されたものですが
程よく力の抜けた優しい雰囲気
の仏陀像です。

また、心材が粘土の為、頭頂部のラサミー(火炎光)、耳などの細部
に欠損などがあるものが多く、台座下部の銀薄板のはがれもなども
ありますが、あまり状態が良いとは言えませんが三体セットでどうぞ。