



輿の吊鉤
クメール アンコール期 12〜13世紀
材質 ブロンズ 高22.5cm
クメールでは、アンコール・ワット遺跡の回廊レリーフなどでもみられれますが、王族など身分の高い
人物など外出の時に、輿に乗りますが、輿の担ぎ棒に取り付け輿の座の部分を支える吊り金具です。
これらの金具には、簡素なものから、身分の特に高い人物が使用した思われる、意匠を凝らしたものが
知られます。
この作品は、最上段に蓮の蕾のような宝珠、その下には、仏陀坐像そしてフック部分には、ガルーダ、先
端にはナーガを表します。
担ぎ棒を通すパイプの装飾に破損欠損と所々に浅いクラックとガルーダの足部分に、深めのクラックがあ
ります。
至文堂 「日本の美術」第481号 75ページ 第123図 所載作品