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梵天勧請(ぼんてんかんじょう)

ガンダーラ スワート出土 2世紀
材質 雲母片岩 高22cm横24cm


悟りを開いた釈尊は、成道(悟り)を最終目的としており、独力で到達した悟りに付いて人々に説法をする気持ちはなく、また、説明しても分かるはずも無く、悟りは自分で見つけ出すものと考えていました。
これを知った神々は、初めに帝釈天(インドラ神)が釈尊に説法するよう勧めるも、釈尊は黙して語らず、続いて梵天(ブラフマー神)が合掌礼拝して「聖者よ、法を説きたまえ、必ずや悟るものがいるでしょう」と願い出ると、釈尊は梵天の願いを聞き入れ説法することを決心すると言う、仏伝図(釈迦物語)の重要な場面のレリーフです。
樹下の仏陀の向かって右に帝釈天(頭にターバンを巻いて合掌している)左に梵天(梵天は髪を伸ばし、髭をたくわえたバラモンの姿で合掌しています)左右の上部には、有翼の飛天が散華しています。
レリーフとして十分なサイズもあり、構図、バランスも良い秀作です。

ガンダーラでは、仏陀釈尊に髭が見られるものは初期と考えられ、紀元2世紀後半の作品と思われます。

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