Hanuman Art Kamakurayama

Indian Art


インド美術

ここではガンダーラ美術以外のインドの作品を僅かですがご紹介致しております。

ヤクシャ NEW

インド シュンガ朝  ベンガル地方 紀元前 2世紀 
材質 テラコッタ 高 12cm

インド造形美術最初の開花期として重要視されるシュンガ朝(紀元前180年〜72年頃)、バールフト遺跡で知られ、仏教美術の開幕とされるシュンガ朝美術のヤクシャ像ですが、ヤクシャの首領、財宝神クベーラかもしれません。バールフトのストゥーパでも民間信仰のヤクシャ、ヤクシーの神々が守護神として表されています。白い土を型でぬいた中空の像で、振るとからからと中に何かあるようで音がします。足元に欠け欠損があります。ニューデリー国立博物館に同様の作品が収蔵されていますが、サイズも11.9cmとほぼ同じです。

キリスト像

インド ゴア 17世紀 材質 象牙 高19cm(台込み26.5cm)
Sold

「黄金のゴア」と呼ばれ、東方貿易の基地として繁栄したインドの、アラビア海に面した西海岸ゴア州に残されたキリスト像です。
ゴアは1510年ポルトガル艦隊に占領され451年間ポルトガルの植民地でした。ポルトガルの植民地だったため現在でもキリスト教徒が多く、この作品は17世紀にポルトガルより持ち込まれたか、ポルトガル人の手による象牙の像で、腕は別に作られはめ込み式ですが、失われています。
本来のインド美術ではありませんが、インドに残された歴史の中の美術で歴史を感じさせる作品です。
神像群像

中インド 11〜12世紀 材質 砂岩 高35cm(台込み39cm)
Sold

中央上部の神像は三叉の矛(戟)と蛇、薬壷を持つシヴァ神と思われる坐像でその奥、向かって左上部ではその姿は鯱又は鰐がモデルとも言われ象の鼻を持つ想像上の海獣マカラと戦う戦士がその下には、ライオンのようなヴィヤーラ「Vyala」と呼ばれる怪獣と下で戦士が戦っています、最上部ではヴィシュヌの化身のマツヤでしょうか?魚が彫刻され、その後ろでは4人の顔が見られます。


女神坐像

中インド 11〜12世紀 材質 砂岩 高24cm(台込み28cm)


4臂の上部両手に持っているのが蓮華のようなので、ヴィシュヌの神妃ラクシュミーと思われます。
美と幸運の女神です。





女神立像

東インド 11世紀 材質 玄武岩 高60cm

三屈法で腰を大きくひねり、官能美を強調し、灰色の硬い玄武岩を用いて、精密克明に装身具や肉体の微妙な起伏を表現した作品です。
損傷し、鼻などは痕跡を残すだけですが、官能的な身体と細密な髪や装身具、ハリのある身体とあどけなさの残る表情は、美しさを失っていません。



ヴィヤーラと婦人像

中インド 11世紀〜12世紀 材質 砂岩 高43cm

獅子のような、ヴィヤーラ(シャルドーラ又はレオグリフなどと呼ばれることも)と呼ばれる怪獣が立ち上がり、下にいる戦士でしょうか、踏みつけんばかりに足を上げています。
その隣では、婦人が手に何かもっているようですが、何でしょうか、側面にも下を向いた婦人像(スラスンダーリー・うるわしき天女)が彫られています。
上部と側面には火にあぶられたように部分的に黒く変色しています。
また、ヴィヤーラの足元から婦人の膝下あたりで、割れたものをつないだ補修が見られます。


マヒシャ坐像 NEW

中インド11世紀 材質 淡黄色砂岩 高26cm(台込み30cm)


マヒシャはアスラ(魔神)の首領で、女性にしか殺される事無い力をインドラから授かった無敵の力で神々との戦いで勝利し天界から神々を追放しました、天界を追われた神々がシヴァとヴィシュヌに助けを求め、両神の怒りの光からドゥルーガ女神が現れ水牛の姿のマヒシャを退治しますが、この坐像も角の部分を失っていますが水牛の姿のマヒシャと思われます。
ヴィシュヴァンタラ・ジャータカ(布施太子) NEW

インド クシャーン時代 マトゥラー 1〜2世紀
材質 赤砂岩 高18cm(台込み26cm

ストゥーパの玉垣の柱の断片と思われます、宮廷内の柱の内側にはおそらく、釈尊仏陀の過去世における物語で、本生譚と呼ばれ善行、自己犠牲により他者を救う物語のなかの一つでヴィシュヴァンタラ・ジャータカと思われます。
この場面は、慈悲深い王子が隣国が干ばつに苦しむのを見かね、何時でも雨を降らす事の出来る、国の大切な白象を隣国にあげてしまいます、そのため国外追放となり、家族とともに馬車に乗り進むうち、乞われて馬車も、馬も布施してしまい、子供を肩に乗せて歩いている場面と思われます。

マトゥーラの独特の白い斑点のある赤砂岩に彫刻されています、類似するレリーフが1984年 東京国立博物館 インド古代彫刻展に出品されています。 図録 24「宮廷物語のある断片」 1〜2世紀 赤砂岩 マトゥラー博物館蔵を参考図版として掲載いたします。