SA151
宝冠仏頭部 価格 Sold
タイ アユタヤ王朝期 17世紀
材質:青銅 高:8.1㎝(展示台含 高:11㎝)
端正な尊顔の宝冠仏頭部で、腕の良い仏師の作であると察せられる
細部にも乱れの無い美しく優れた作品です。
後期アユタヤ美術では宝冠仏が流行し、アユタヤの宝冠仏には、装飾
の多いタイプと少ないタイプの2つに分けられ、この頭部は宝冠下部から
両耳の上に突き出した形のカン・チアクと呼ばれる飾りが特徴の比較的
装飾の少ないソン・クルアン・ノーイと呼ばれる宝冠仏の頭部です。
このカン・チアクはアユタヤ様式特有のもので、16世紀前半に造られた仏
像にすでに見られます。