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漆金彩供物容器  Sold       

ビルマ シャン 18世紀~19世紀
材質:木(木胎)・漆・金箔 高:75㎝ 径:35㎝

シャンの大型の食篭で、恐らくシャン藩王などの裕福な貴人により
寺院に奉納された供物容器で、金箔を総体に施した美しい作品です。


このような形状の供物容器は、殆どが黒漆、朱漆のものが多く高価
な金箔を施された古い時代の作品は珍しいものです。

蓋の部分には、漆の錆上げ(錆漆)で、上品で美しい文様が施されて
います。

完成された美しい形状と、長い時代使い込まれた本金箔のかすれ、
漆のかすれはうっとりとするほど魅力のある作品です。


【錆漆】 日本の蒔絵などでも使われるもので、砥の粉と漆を混ぜて
良く練ったもので、漆塗りの下絵の絵模様の輪郭を描いたり肉を高
く盛り上げ文様を描くのに用います。