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仏陀頭部 

ガンダーラ(ハッダ)3~4世紀
材質:ストゥッコ
 高:7.5cm(展示台含 高:13.2cm)
価格  Sold

ストゥッコは石灰と土などを混ぜた漆喰のことで、ガンダーラ中期から
中期以降に多く用いられたと考えられています。

石彫りに比べ柔軟な素材の為、微妙な顔の表情や優しさを巧みに表現
した作品が遺されています。

この作品は残存状態もよく、漆喰の柔らかな素材を生かした、気品に富
んだ仏陀頭部で、内省的な深みのある尊顔は、仏教の理想とした静寂
の世界を表現しています。


アフガニスタンのハッダの作品は、写実と内面性が見事に調和した点で
芸術性が高く評価されており、この作品は優れた秀作で、ヘラで波打つ
髪を巧みに表現し、頭髪、口などに朱彩を残します。