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アプサラ(ナイフの柄)
クメール アンコール・ワット様式 12世紀
材質:青銅 高:9cm(展示台含 11.4cm)長:10.4cm


クメールナイフの柄(グリップ)で、青銅で鋳造され蓮華の蕾を
合掌し捧げ持つアプサラを表現しています。

アプサラ(アプサラス)は、水の妖精、天界の踊り子、天女とし
て寺院の壁がんなどに彫られ、アンコール・ワット寺院では数
多くの浮彫りされたアプサラが人々を魅了しています。


アプサラは、ヴィシュヌやシヴァなどの信仰対象の神々では無
いため、青銅像として鋳造されることは稀で、作品は僅かしか
遺されていません。

アプサラは神々が不老不死の霊薬『アムリタ』を作り出すため
の乳海攪拌の際に乳海より生まれたとされ、この作品では水
(海)を連想させるマカラ(海の怪魚)から、乳海より生まれ出る
アプサラの半身が吐き出されています。

このタイプのナイフの柄には円形の小さな印章を伴うものが多く
遺されていますが、この作品では印章は表現されていません。