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踊る男神(クリシュナ)  Sold

インド 18世紀~19世紀
材質:木(彩色) 高:31.5㎝(展示台含 高:34.5㎝) 横:28㎝


頭に冠を戴き、大きな耳飾り、二臂で肌は青黒(緑色)で表現され
額には、ヴィシュヌを表すティラカ(U 型)が描かれヴィシュヌの
化身クリシュナの彩色木製神像です。

クリシュナの名前は、「黒い」「暗い」などの意味があり、クリシュナ
の肌の色は、濃い青や濃い緑などの暗い色で表現され、金色の
腰衣をまといます。

ヒンドゥー教でも、最も人気のある神で、インドの広い地域で信仰さ
れています。

叙事詩「マハーバーラタ」ではヴィシュヌの化身として登場し、また
「パーガヴァタ・プラーナ」ではクリシュナの伝説が集成されています。

この作品では、足を外に開き膝を折って腰から下を、ひし形にした
インド舞踊の(アマランディ)の姿勢から、右足を僅かに踏み出し
両手を真横に広げた、静けさの中に深い精神性を感じさせる不思議
な魅力がある、木肌、彩色も十分に枯れた味わいのある作品です。

木製黒色の展示台で、インテリアとしても飾り映えのする作品です。