東南アジア美術　金製指輪（二連）　アユタヤ　17世紀

金製指輪（Lotus Double Ring）
タイ　アユタヤ王朝期　17世紀
材質：金　高（径）2㎝　幅：0.45cm 　重量：1.6ｇ×2　計3.2ｇ　
サイズ：52～53 （japan　12～13)

17世紀アユタヤ王朝期の金製指輪です、2つのリングを合わせて一つ
の指輪になる二連の東南アジアでは珍しい指輪です。

二つのリングが絡まり合うように一体化する指輪は、中世イタリアで
生まれ、愛の指輪として16世紀～17世紀にヨーロッパで流行し、
ギメルリングと呼ばれています。

蓮華座のような、花弁が連続して輪になり、外の周縁では精緻にスパ
イラルさせた金線が飾り、花弁側を合わせて一つになります。

アユタヤ王朝は、中国とインド、ヨーロッパ方面を結ぶ中間に位置し
貿易で栄え、中国、ヨーロッパ、ペルシャなどの文化の影響を受けた
独自の華やかな文化で知られています。

アユタヤ王朝の歴史とロマンを感じさせる、美しい愛の指輪です。