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金製触地印仏陀坐像　　Sold

タイ　アユタヤ王朝期　18世紀
材質：金・銀　高：19.5cm（金仏像　高：9.5cm）

タイのアユタヤ王朝時代の金製触地印仏陀坐像です、このような金製の
仏像は王族の為（奉納）に制作されたと考えられています。

蜜蝋、松脂、シェラックなどの樹脂や粘土で製作したものに、金や銀の薄板
を被せ鏨で整形するこの技法の仏像は、インドネシア、ビルマ、タイ、ラオス
カンボジアなどで、それぞれに特徴のある仏像が製作されました。

金の薄板を鏨で整形し制作されますが、金製仏像の場合に限り、余った金
の薄板が台座の底に埋め込まれています。

現代とは事情も異なり、高価な金はその都度、仏師が王族より支給され
制作後、余った金の薄板を再利用することは許されなかったと思われます。

尊顔の右側に僅かな膨らみがあり、銀の蓮華座も精緻で美しい台座下部
に剥がれ欠損がありますが、黄金色の美しい純金仏像で、近年では得難く
貴重な作品です。