sa169

BACK

蝕地印仏陀坐像  Sold

ビルマ ピュー時代 7~9世紀
材質:テラコッタ 高:9cm(展示台含 高:12.5cm)
価格¥10,000円(税・送料込み)


ビルマ(ミャンマー)の中南部で9世紀頃まで勢力をほこっていた
ピュー族の土を型押しして形成された、「塼仏(せんぶつ)」です。

ピューは、ビルマ族のパガン王朝に先行する謎の王国とされ、
ビルマ国内には、煉瓦造りのピュー族遺跡が残され、この国の
住民は仏教に深く帰依し、男女共に7歳になると剃髪し仏門に
入っていたとされています。


このピュー族の塼仏は欠損し摩耗していますが、図像も比較的
良く残って偏担右肩にまとう衣の襞までもが確認できます。

蝕地印を結び坐す膝横には、横向きの象の頭部が左右に確認
できます、その
頭上には獅子、そして獅子の腰上では坐して合掌
する仏弟子、さらに獅子頭上は判然としませんが、恐らくマカラで
あると思われます。

我が国では遥か飛鳥奈良時代に相当する7世紀~9世紀まで遡
る、ピュー族の祈りの芸術である塼仏は、時空を超え遺されました。

塼仏は木製の展示台に固定され、美しく展示することができます。