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蝕地印仏陀坐像  Sold

タイ ハリプンチャイ 12世紀~13世紀
材質:テラコッタ 高:9cm
価格¥10,000円(税・送料込み)

ハリプンチャイは、現在のタイ北部のランプーンを都として7世紀~
13世紀にかけて存続したとされるモン族の国家です。

土を型押しして形成された、いわゆる「塼仏(せんぶつ)」です。
仏塔や寺院に奉納するため、または日常的に念持して礼拝する
ためなどに制作されました。

豊かな仏教美術を育んだハリプンチャイでは、優れた塼仏を遺しま
した。

この作品では、龕の中心に蝕地印仏陀坐像を、左右に蝕地印仏陀坐
像、さらにその外側に、片膝を立てた姿の仏弟子を表しています。

龕の上部はクメール、ロブリー様式の混合した様式化された塔の
各所に7躯の仏陀坐像を配していますが、上部3躯は欠損し一部を
残すのみです。

硬質なテラコッタで、欠損があるものの精緻な文様が楽しめる作品です。


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