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ラクシュミー  Sold

クメール アンコール・ワット様式 12世紀
材質:砂岩 高:12.5cm(展示台含 高:17.5cm)  ※掲載書籍付

蓮華に化生する、美と豊穣を司るラクシュミーを表現した作品です。

蓮華は、ヒンドゥー教ではヴィシュヌ神と、その妃ラクシュミー(吉祥天)
の象徴とされています。

古代インドの聖典である「リグ・ヴェーダ」では、ラクシュミーに付いて
「蓮より生まれし者」「蓮華に立てし者」とする賛歌が認められています。

また、蓮華には「誕生」や「生成」にかかわる象徴的意義が賦与され仏教
においても、蓮華は泥沼から生じ濁りに染まらず、清く美しく咲くことから
仏教思想の象徴とされています。

大乗仏教において、蓮華化生は、浄土(極楽)の蓮華の中に化生(過去の
業の力で化成し生まれる)する事とされています。

来歴・所載

古代オリエント博物館 シルクロード「華麗なる植物文様の世界展」2006年

MUSAEA JAPONICA⑤ 古代オリエント博物館=編
シルクロード 華麗なる植物文様の世界 2006年 山川出版社 65p 所載


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