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神像頭部(ヴィシュヌ)  Sold
クメール アンコール・ワット様式 12世紀
材質:砂岩 高:16.4㎝(展示台含 高:28㎝)

世界遺産であるアンコール遺跡群で知られるクメール美術はクメール族
がつくった美術で、地域は現在のカンボジアでインドシナ半島の南東部の
一隅にあり、東はベトナム、北はラオス、北西部はタイに隣接しています。

12世紀アンコール・ワット様式の典型的な神像で、頭部は冠帯を結び背
の高い円錐形のムクタで覆われ、眼は開眼で顎は角張り、下唇は突き
出てている堂々たる尊顔で、恐らくヴィシュヌとして造像された神像と思
われます。

下唇の欠けと発掘痕の口横の鋭い傷などありますがアンコール・ワット
の特徴の際立つ真正な石造彫刻尊顔です。